アカシア・ホワイトのニューヨーク日記

こんにちは。 ニューヨークで働いている、美術館巡りとゴルフ好きの、おもちゃにあふれる家に住んでいるオタク女子です。 イギリスのケンブリッジにもしばらく住んでいたのでイギリスも好きです。 ポッドキャストはこちらです→ http://anchor.fm/black_white_ny よろしくお願いします。

葛飾北斎のBIG WAIVE。

日本人なら、いや日本人でなくても日本に興味のある外国人なら、たぶん一度は見たことがある、大きな波の浮世絵、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」がメトロポリタン美術館にはあります。

 

ちょうどメトロポリタン美術館の日本館に訪れていたこの日、とてもラッキーなことに、「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」がお披露目されていました。
日本が世界に誇るお宝がメトロポリタン美術館にある不思議。
けど、ここにあったからこそ、大事に保管されているのでしょうね。

 

ちなみに、「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」海外では、The Big Waive として知られています。

 

私は、日本に住んでいる時は美術にそこまで興味がなかったので、日本で熱心に葛飾北斎の作品を見に行くようなことはなかったのですが、イギリスそしてアメリカに住んで、日本の美術作品にも目が行くようになりました。

その中でも浮世絵は、日本が世界に誇る美術作品の一つだと思っています。

 

その証拠に、2024年度からの千円札には、この「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」の絵が採用されるそうですし、2020年以降の日本のパスポートのビザ欄には葛飾北斎の浮世絵が採用されているそうです。

 

私はパスポートの更新までには、まだ数年あるので、更新して新しいパスポートをもらうのが楽しみです。

 


これから訪れる予定のみなさまへ:
「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」は、残念ながら常設展示品ではないので、いつもあるわけではありません。訪れた時に1階のインフォメーションセンターで聞く

と教えてくれると思います。

 

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メトロポリタン美術館。



 

 

最後の晩餐!?


ニューヨークの新型コロナ感染者数は、 しばらく追いついていたのですが、 また徐々に徐々に上がり始めてきました。

サンクスギビングやクリスマスなどの人が集まるイベントの後には 、さらに感謝者が増すだろうと言われいます。


ニューヨークの感染者数が落ち着き、 ロックダウンが解除になってからは、ゴルフに行ったり、 大好きなメトロポリタン美術館に空いている時間を狙って訪れてい たのですが、日々感染者数が上がっているのを見て、夫と相談し、 サンクスギビングのディナーに出かけた後は、 自主的に引きこもることにしました。


  新型コロナが話題になり始めたころから、 冬になるとインフルエンザとのコンビネーションで、 冬には感染者数が増えるだろう、とも言われていたので、 その前に、と、少しでも、 ゴルフに行ったり美術館に出かけていたのは、 とても気分展開になりましたし正解でした。  

 

今年最後のお出かけディナーになるので、 どこでサンクスギビング・ディナーを食べるか夫と吟味を重ね、 二人だけの家では作るのが難しいローストターキーを出してくれる 、ステーキハウスに出かけることにしました。


通常、ターキーはメニューにはないのですが、 11月26日だけのサンクスギビング特別メニューです。


日本で生活していた時は、 ターキーは食べたことがなかったのですが、イギリス、 そしてアメリカ生活を経て、 すっかりターキーとクランベリーソースの絶妙コンビネーションの とりこになりました。


最初に、 ターキーにクランベリーソースを合わせることを思いついた人にお 礼が言いたいほど、好きなコンビネーションです。


この日の、 ステーキハウスのターキーとクランベリーソースも申し分のない味 でとても満足しました。


これからニューヨークを始め、 世界がどうなっていくかまだまだ分かりませんが、 再び外食が出来るようになる日を夢見て、 我が家は引きこもり生活を始めます。

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平日限定・ゴルフ三昧の日々

たまりにたまっている有休を消化するために、 平日におひとり様ゴルフに行っていたのですが、 少しずつゴルフ場に人が増えて行っているのを目の当たりに、 勇気を出してお友達をゴルフに誘ってみました。

 

なぜ誘うのに勇気がいったかと言うと、お友達が、 新型コロナの影響でまだ外出を控えようと思っている時に誘うと、 誘われた方は断りにくいかなぁと思ったのです。


遠慮がちにお友達数人に声をかけてみた所、 ポジティブな返事を全員からもらい、 早速一緒にラウンドに行ってきました。
お友達の1人は、私と同じように、 誘うのを遠慮していたそうです。

 

そして、 個人レッスンやコソ連と称して打ちっぱなしも再開しました。  

 

再開し始めると、ゴルフへの愛はさらに加速し、 有休消化のための平日ゴルフだけではなくて、 週末の朝に一度ゴルフ場にゴルフのレッスンにとってみたした。

そうしたら、朝からゴルフ場の駐車場がほぼ満室になるほど混んでいたので、 少しぞぞっとした気持ちになってしまいました。

 

新型コロナの影響で、 自然の中でソーシャルディスタンスを保ってできるゴルフは人気が 高まっているそうで、 私も実際にゴルフが大好きで楽しんでプレーをしていますが、 まだまだ新型コロナの真っただ中です。


週末のゴルフ場のあまりの混雑ぶりに、そのレッスン以来、 週末にゴルフに行くのは控えるようにしました。


その人その人の新型コロナに対する肌感覚は違いますし、 人それぞれ判断基準が違うのですが、私はしばらくは平日にゴルフを楽しむ「平日ゴルフ三昧♪」 で行こうかと思っています。

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お一人様、ゴルフに行ってきました♪

 

新型コロナの影響で、気楽に旅行に行けないので、 今年の有休がたまっています。

 

本来なら、 5月に2週間ほど日本に里帰りをする予定だったのですが、 新型コロナで泣く泣くキャンセルをしました。(お母さ~ん、 待っててねーー😭)

 

なので、今年もすでに半年が過ぎたというのに、 使っていない有休がまだ約30日ほどあります。

しかも週末出勤をすると有休がもらえる職場なので、 少しずつ有休が増えて行ってます。

 

そんな中、職場のとても偉い人から、「有休を取ってくださいね。 」とのお達しが来たのですが、 大好きなメトロポリタン美術館はまだ閉館中、 そして人混みや飛行機は避けたいので行くところがありません・・ 。

 

お家でゴロゴロというのも、もったいないのでどうしょう? と思っていたのですが、

 

「そうだ、1人でゴルフに行こう!」っとひらめきました。

 

ニューヨークのゴルフ場はオープンしていて、ソーシャル・ ディスタンスを守ればプレーをすることが可能です。

ですが、今は、まだ、なるべく必要のない外出は避けたいのと、 お友達をゴルフに誘うのもなんだか悪い気がして、 週末のゴルフは、まだ自粛していました。

 

けど、平日の朝に一人でゴルフなら、ソーシャル・ ディスタンスを守ってゴルフが出来ると思い立ちました。

それにメイン課題の有休も消化できます。

 

ゴルフ場のサイトをチェックしたところ、 朝7時からプレーができるので、 早速7時代に予約をしてゴルフに行ってきました!

ゴルフ場に着くと、いつもは空いている売店は閉まっており、 スタッフの人もマスクをしていて厳重体制でした。

ゴルフ場のサイトには、「事前予約必須・マスク必須・ 売店は閉まっています。」との注意書きがありました。

 

平日の朝7時代のゴルフ場は空いていて、 ほぼ貸し切り状態でした。

ゴルフシーズンの夏に、ニューヨークのゴルフ場が空いていて、 のびのびと一人ゴルフが出来るなんて、通常なら考えられません。

新型コロナの影響がこんなところにも出ているのが少し悲しくなり ましたが、久しぶりのゴルフはとても楽しく、 緑がたくさんの自然の中を歩くのも気持ちが良かったです。

 

今年の有休の使い道は、「お一人様ゴルフ」になりそうです!

 

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レストランで食事をしました!

新型コロナの影響で、ニューヨークの私の住む地域では、 レストラン店内での食事はまだできません。

 

が、レストラン店外、 つまりレストランの中庭やテラスでは食事をすることが出来るよう になりました。

 

3月22日にニューヨークのクオモ知事から「自宅待機& 自宅勤務」要請 が出て以来、 我が家はずっとレストランには行っていなかったのですが、 7月1日は結婚記念日だったので、二人の結婚記念日のお祝い、 そしてレストランへの応援を兼ねて、 数か月ぶりにレストランで食事をすることにしました。


夫が、比較的うちの近所で、 中庭にもテーブルを出しているお店を何店か探し出し、 二人でメニューを比べた結果、 何度か行ったことがあるご近所のレストランに行ってみることにし ました!


ほとんどのレストランでは新型コロナ対策でメニューの幅が少なく なっていました。


行こうと決めたレストランも、 通常よりも少ないメニューでしたが、 夫の大好きなローストチキンがあったのと、 私はここの魚介類が好きなのでここに決定しました。

 

事前に予約をすると「マスク」を着用してくるように、 と念を押されたのでマスクをし来店しました。

 

お店に着くとスタッフのみなさんは、マスクをしていました。


外のテーブルに案内され、メニューを確認すると、 レストランのオフィシャルサイトに載っていた通常よりも少ないメニューよりも、さらに 少ないメニューになっています。

夫がオーダーしようとしていたローストチキンもメニューにはあり ません。


スタッフの方にオンラインで確認した通常より少ないメニューより 、さらに少ないことを聞いたてみたところ「 週末にはメニューが増えるので、週末のメニューなのかも。」 と煮え切らない返事です。

 

ですが、レストランを応援するもの兼ねて来店したので、 ここは臨機応変に、他のメニューを注文することにしました。

 

お家以外で食事をするのは数か月ぶりだったのですが、 普段あまり飲まないワインを飲みながら前菜が出てくるのを待ち、 ゆっくりメインを食べながら夫と一緒に食事を楽しみました。


メインを食べた時点ですでにお腹がいっぱいだったのですが、 久しぶり外食です。
デザートも頼みました!

 

お天気も良くて、ご飯も美味しくて、 結果とても気持ちの良い時間を過ごせました。


その一方で、あぁ、 外食さえも気楽にはできない世界になってしまったのかと、 以前の当たり前がが、 すでに当たり前ではない日常に少し悲しくもなりました。

 

ニューノーマルと言われる日常が、 少しずつですが始まっています。

 

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パブロバ(Pavlova)- 夏の定番ケーキ -

イギリス人の夫には、いくつか趣味があるのですが、そのうちの1つはお菓子作りです。
優しくて繊細な夫らしい、優しくて繊細な味のするケーキを良く作ってくれます。

そして、ニューヨークで知り合った人と仲良くなるのに一役買っているのは、夫のこの手作りケーキです。

中でも特に人気なのは、日本やアメリカ人には馴染みのない「パブロバ(Pavlova)」という、イギリスの伝統的なイギリスの夏のケーキです。

Wikipidiaによると、パブロバは、ロシアの有名なバレリーナAnna Pavlovaさんの為に作られたのが最初だと書かれています。1920年代に、彼女がニュージーランドとオーストラリアへ世界ツアーに行った際に作られたそうです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Pavlova_(food)

なぜ、ニュージーランドとオーストラリアで発祥したケーキが、イギリスの国民的ケーキまで上り詰めたのかはわかりませんが、イギリスではおめでたい時に好んで食べられます。
外はサクサク、中はふわふわのメレンゲの上に生クリームとフルーツが乗っている、見た目がエレガントなケーキです。フルーツは何でも良いそうですが、夫はラズベリーやストロベリーを好んで使っています。

日本やアメリカでこのケーキを見たことはないのですが、一度食べると本当にやみつきになる美味しさです。


アメリカに移住してから知り合ったお友達を、我が家に招待するときには、夫は良くこのパブロバを作るのですが、出てきた瞬間にお友達がパブロバを写真に撮るというのはもう当たり前で、

これを食べた人が、
「こんな美味しいケーキ初めて食べた。」
「夢をみているような美味しい味。」
「今度、遊びに来る時に、またパブロバを作って。」
「あなたのお陰で、このケーキに出会えてラッキーだ。」

と口々に褒めてくれます。アメリカ人は褒めるのが上手なのもありますが、お友達のコメントは好意的なのを通り越して、絶賛レベルです。


なぜパブロバはこんなに人気なのかしら?と考えてみました。

・美味しい
・見た目がエレガント
・珍しい
・珍しいわりに、材料は、メレンゲ・生クリーム・フルーツと馴染みにがあるので、食べやすい。

とこんなところでしょうか?

味が美味しくても、材料が馴染みのないものだったら、ここまで人気がでないかもしれないと思っています。


じつは、このケーキは義理の母の十八番です。夫の家に初めて招待された時に、食後のデザートとして、義理の母の手作りパブロバが出てきました。
その時、あまりの美味しさに感動し、初めて彼のお家にお呼ばれされた場面だというのにも関わらず、私はおかわりをしてしまいました。それくらい美味しかったのです。

そして、それ以来、義理の両親の家に遊びに行くと、義理の母が良くパブロバを作ってくれるようになりました。

夫の仕事の都合でアメリカに移住する事が決まった時に、まっさきに義理の母にお願いしたのは、「お母さんのパブロバのレシピを教えてほしい。」ということでした。
夫と私で一緒に作り方を習ったのですが、上手にマスターしたのはイギリスに居た時から元々お菓子作りが好きだった夫です。

好きなものはやはり上達するのも早いのね、餅は餅屋に、などと思いながら、新型コロナでおこもり真っ最中の今日も美味しくいただきました。

私も、作ろうと思えば作れるのですが、ここは夫に活躍をしてもらっています。(う、嘘です。わたしは、作るそぶりもみせません。)

夫がお友達の間で高評価をもらえるというのは、妻として嬉しいものだからです。
みなさんも同じような経験はありませんか?
しかもそれが無理をしているわけでなく、夫の好きなものであるならなおさらです。

それに、イギリスの伝統的なケーキは、やはりイギリス人である夫に作ってもらうのが良いかな?とも思っています。

我が家のデザート作り担当は、今後も夫の予定です。
夫の作るパブロバ、みなさんにも一度食べていただきたいです。

夫の作ったパブロバです

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自分だけの本 - 著者のサイン本 –

本が好きです。

本を読むのも、本棚にある私の好きな本たちを眺めるのも好きです。

そして本に関してはもう一つ、「著者のサイン本」を集める、という趣味もあります。

 

「著者のサイン本」との出会いは、20年ほど前になります。

当時、悩める子羊だった私は、江原啓之さんの個人鑑定を受けるという機会に恵まれ、その時にサイン入り著書を頂きました。

その瞬間、その本が「本屋で売られている本」から「自分だけの本」になったような、そんな特別な気分になりました。

とても嬉しくて、それ以来、好きな作家の「サイン入り著書」を集めるというのが、私の趣味に加わりました。

 

New Yorkに住んで良かったことの一つに、作家の新作Book Tour がよく開かれることがあります。

Book Tour とは、アメリカでは一般的な本のプロモーションで、著者が全国の書店を巡り、新作に絡めた講演会やサイン会を開いてくれるものです。

気になる作家のBook Tourは、時間と都合の許す限り参加しています。

 

アメリカで猫を飼っている人なら一度は聞いたことがある、スーパー猫シッター Jackson Galaxy の新作トークショー&サイン会に行った時は、Jacksonさんの新刊にうちの猫の名前を書いてもらいました(笑)そして一緒に写真も取ってもらいました。

 

断捨離で有名なこんまりさんのBook Tourや、芥川賞作家村田沙耶香さんのサイン会にも参加し、サイン本を着々と手に入れています。

 

日本帰国時には、東京にある、そこの書店で本を買うと、林真理子さんのサインがもらえるという書店にわざわざ足を運んだりもしています。

 

最近では、Kindleを使って本を読むことも増えてきましたが、紙の本にはこんな楽しみ方もあります。

 

みなさんも、もし良かったら「自分だけの本」をつくってみませんか?

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江原さんにいただいたサイン本

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我が家の本棚の一部。家じゅうに本があります。